イミュニティ試験において,規格の規定により,着脱可能な印加対象ケーブルについては
特に規定がない限りは,ケーブル長を指定の長さに変更して頂く必要がございます。
切断可能なケーブルもしくは各試験に対応した同仕様の複数本のケーブルをご用意下さい。
試験にあたり
ご依頼の際にご準備いただくもの
試験品に接続されているケーブルについて
バーストイミュニティ試験(IEC 61000-4-4)
試験対象が電源線,接地線の場合
試験品と結合装置間が次の長さになるようにケーブル長を変更して頂く必要がございます。
卓上機器: 0.5m
床上機器: 1.0m
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試験対象が信号線の場合
信号線を容量性結合クランプにてはさむ必要があるため,
ケーブル長を約3m程度の長さに変更して頂く必要がございます。
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サージイミュニティ試験(IEC 61000-4-5)
試験品と結合装置間が2m以下になるようにケーブル長を変更して頂く必要がございます。
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伝導イミュニティ試験(IEC 61000-4-6)
全ての電源線,接地線は,結合・減結合回路網(CDN)に接続します。
CDNを取り付けるときは,それらを装置 から0.1~0.3 m の距離に配置しなければならないため,
それぞれのケーブルを0.3m程度の長さに変更して頂く必要がございます。
信号線等を印加する場合にも,信号線を装置から0.1m~0.3mの位置にEM結合クランプにてはさむ必要がございます。
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※上記は一般的な製品の試験の場合の例です。
試験品の仕様や適用規格により,異なる場合がございますので詳細はお問い合わせ下さい。