1864年,英国人マックスウェル(James C. Maxwell 1831-1879)は論文”A Dynamical Theory of the Electromagnetic Field”で電磁波の存在を予言し,その24年後の1888年,ドイツの物理学者ヘルツ(Heinrich Rudolf Hertz 1857-1894)の実験によって,この電磁波の存在は現実のものとして証明されました。時は流れ百数十年,21世紀を迎え,私たちの暮らしの中に,これほどまでに電磁波が利用され,生活の中になくてはならない存在になろうと彼らは思っていたでしょうか?電磁波は私たちの暮らしを豊かにしてくれた反面,思いもよらぬ障害を起こすことも判ってきました。私たちアイピーエスの歴史は,電磁波の正しい利用を証明するための測定試験から始まりました。
長野県辰野町,ここに作られた小さなオープンサイト。これが私たちアイピーエスの始まりでした。アイピーエスは,ここで米国FCC,欧州EMC指令,オーストラリアEMCフレームワーク等,これから世の中にリリースされる数多くの製品に対しての適合証明試験を行ってきました。めまぐるしく変貌する国際規格や法律運用にスピーディーに対応すべく,業界に先駆けて米国NVLAP,オーストラリアNATA,日本JAB等,各国の試験所認定を取得し,1ヶ所の試験所で全世界の製品認証が行える,ワンストップ・テスティングを実現させる体制をいち早く整備してきました。そして,より正確な測定試験,大型機器への対応,高度に多様化するニーズに応えるために,親会社を持たない純粋な第三者試験所としては,日本で初めて,そしてアイピーエスだけが10m法測定用大型電波暗室を建設しました。アイピーエスはこうした実績をもとに「高信頼」「低価格」「短納期」といったサービスを提供することにフォーカスしたビジネスを展開しています。これからもお客様のニーズに即したソリューションをよりスピーディーに提供いたします。
アイピーエス(IPS)のIは「International」Pは「Product」Sは「Safety」の意味を持ち,常に国際的視野を持って,製品の安全性を証明する事を通じて社会に貢献していきます。私たちはあらゆる圧力に屈することなく,公平な立場で,いつも正確な試験結果を提供することを私たちのビジネスにおける責務として約束しています。そして,職員への信頼と尊敬に基づくチームワークを生かして,高度にそして多様化するマーケットの要求にスピーディーに対応していきます。私たちの社会が,より幸せで豊かになるために・・・。
ごあいさつ